ウッドバーニングのコツ
ウッドバーニングとは、電熱ペンを使って木の表面を焦がしながらさまざまな絵や模様を付けていく焼き絵のこと。今回ははんだこてメーカー・白光株式会社の「マイペン」を使って、木製コースターにDIYer(s)オリジナルのデザインを描いていきたいと思います。
公開日 2016.08.09
更新日 2022.01.07
ウッドバーニングとは、電熱ペンを使って木の表面を焦がしながらさまざまな絵や模様を付けていく焼き絵のこと。今回ははんだこてメーカー・白光株式会社の「マイペン」を使って、木製コースターにDIYer(s)オリジナルのデザインを描いていきたいと思います。
今回、2種類のデザインに挑戦。
1つ目は、ウッドバーニングの面白みの一つである、色の濃淡の表現を取り入れたデザイン。
2つ目は、何種類かあるペン先を使い分け、いろいろな太さの線を用いるデザイン。
さて、うまく描くことができるでしょうか…!?
材料
■マイペン FD200-01
■交換用ペン先(T21-B05、T21-B2)
■木製コースター
■デザインを印刷したトレーシングペーパー
■はさみ
■マスキングテープ
使い方
デザインを印刷したトレーシングペーパーをコースターの大きさに切り、マスキングテープでコースターに貼り付けます。
トレーシングペーパーを貼り付けた状態で、上からデザインのアウトラインをなぞってコースターに転写します。
ペーパーをはがすと熱でうっすら線が転写されているので、それに沿ってさらになぞります。
マイペンはスイッチをオンにして2〜3分でペン先が熱くなり、すぐ使えるように!軽い力でもしっかりと線を引くことができます。少し練習するだけで力加減もつかめ、強く押し付けると線が太く&濃くなることがわかりました。今回のアウトラインのイメージは細めだったので、軽く当てながら線を引くようにしたら、キレイな仕上がりになりました。
アウトラインを引いたら、デザイン画を見ながら中を塗りつぶしていきます。
色が濃い部分は付属のペン先(T21-B1)で、薄い部分は別売りの細いペン先(T21-B05)に付け替え、あまり強く押し付けないように塗りつぶします。
<わかったこと>
①色を濃くしたいときは、太いペン(今回はT21-B2)を使うと焦げる面積が大きいので重ねて焦がしやすく、濃くしやすかったです。先が平たくなったペン先も販売されているので、それならもっと効率的かも。
②薄く塗りつぶしたいときは、細いペンを使って押し付けすぎないように。強く押し付けるとペン跡が目立ちやすいので、面を均一に塗りたいときは注意。
続いて、2つ目のデザインにトライ。今度は模様が複雑なので、転写方法を変えてみました。
トレーシングペーパーのインクが付いた面を下にして、トレーシングペーパーの上から転写したい部分をなぞると、熱効果でインクが移り、さらに簡単に、鮮明に転写できます。この場合、デザインが反転するので、文字などの場合はあらかじめ反転させてトレーシングペーパーに印刷してくださいね!
転写したデザイン画にそって、模様を描いていきます。
<わかったこと>
どこまで細かく書けるか知りたくて、かなり繊細な模様にチャレンジしたのですが、細いペン先(T21-B05)を使うと、とても細かく描くことができました。ただ、細いペン先のまま太い線を描くと、時間がかかって色ムラもできるので、こまめにペン先を替え、適したペン先を使うと早くキレイに仕上がります。
▼ペン先の替え方
ペン先はすごく熱いので、電源スイッチをオフにして、付属の引き抜きパッド(黒いゴム製のパーツ)を使って抜きます。ペン先を入れ替える時は、しっかりと奥まで差し込んでください。
はい、完成です!
あっと言う間にオリジナルのコースターができちゃいました!これは楽しい!
結論、「マイペン」、とっても使いやすいです。コードが長いので自由にペンを動かしながら描けますし、何よりペン先を替えればさまざまなデザインを描き分けられるのでイメージが広がります。もっと本格的な絵や、レタリングにもトライしてみたい!
今回のような平らな木材だけでなく、スプーンやウッドプレートなどの湾曲した面、コルクやレザーなどにも使えるので、1つ持っているといろんなものをオリジナル作品にできますね。
DIY作品はもちろん、既製品のアレンジにも、取り入れてみてはいかがでしょうか?
HAKKO マイペン(FD200-01)
本体 ¥6,000+TAX
マイペン、引き抜きパッド、ペン先(T21-B1)、取扱説明書付き
ペン先 T21-B05 / 0.5B型、T21-B2 / 2B型 各¥1,500+TAX 他5種あり
白光株式会社:http://www.hakko.com/japan/
GINZA HAKKO 木の香:http://kinoka.woodburning.jp/
WRITTEN BY
Japan
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