暮らしを楽しみ、自然を楽しむ情報を発信するアウトドアwebマガジン『.HYAKKEI』と共に敢行するキャンプコンテンツ。その第2弾は栃木県那須郡にあるキャンプ場&コテージのサンタヒルズにて刊行。今回もDIYer(s)目線でお届けするアウトドアシーンで使えるDIY術をご紹介していきます。
近年の多肉植物だけでなく、実はじわじわとキテるのが苔なんです。湿潤な日本列島に暮らす日本人にとっては馴染み深い植物。その中でも苔で土を覆うように包んだ苔玉は国内だけでなく、海外でも“kokedama moss balls”と呼ばれるなど注目を集めています。そんな一品を今回、キャンプ場でDIY。フードスタイリスト山崎由貴さんの協力のもと、挑戦してみました。
材料と道具
■苔
■野草
■ケト土
■赤玉土(小玉)
■山野草用の土
■テグス糸
※苔と野草は景観を壊したり、植え付けされていたりするものは採取しないように注意しましょう。
作り方
STEP. 01
ケト土:赤玉土=7:3の配分で土を混ぜてこねます。乾燥するとひび割れするので、少しずつ水を加えながら耳たぶ程度の固さになるまでこねます。
STEP. 02
土の固さがちょうど良くなってきたら、丸めていきます。苔で覆うことになるので、自分が予定している大きさよりも一回り小さめにするのがポイント。その後に、植物を植えるために形をお椀状にします。
STEP. 03
お椀状にした土の中に、山野草用の土を少量入れて用意した植物を入れます。この際、伸びすぎた根っこや傷んでいる枝葉はカットしてください。その後、山野草の土を入れながら、全体を丸く整えます。
STEP. 04
丸く整えた玉を苔で覆っていきます。この際、隙間なく貼り付けるようにしましょう。
STEP. 05
たすき掛けの要領で苔玉にテグス糸を巻いていきます。最後にしっかりと結んだら完成。
作り方はいたって簡単。材料が余ったのでサイズ違いでも作ってみました。
なんとも言えない愛らしさがある苔玉。
水やりは乾いたらたっぷりと与えてください。目安は触ってみて苔が乾いている時。また、持ち上げた際に水やり直後よりも軽くなっていたら水やりどきです。方法は、苔玉を水に漬けるだけ。浸み込んでいくと泡が出てくるので、それが止まるまで漬けておきましょう。置き場所が室内の場合は無理に日当たりに置かずに、風通しが良いところに。閉め切った部屋に置くと蒸れて根が傷んでしまうので、定期的に外気に触れさせてくださいね。
水やりと置き場所に注意したらスクスク育って、予想外のところからまた野草が生えてきたりして、面白いです。ぜひ自分だけの苔玉を作って、生活に彩りを加えてみてはいかがでしょうか。
PROFILE
山崎由貴
フードスタイリスト/栄養士。大学卒業後、ロンドンへ留学しメディカルハーバリストとしての知識を学ぶ。帰国後、料理学校の講師を経て、雑誌やwebで料理やプロダクトのスタイリングや、レシピの提案を行う。
instagram: https://www.instagram.com/yykkzzkk/
web: http://yuki-yamazaki.
WRITTEN BY
Japan
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