ソケットを巧みに使い、ドライフラワーランプを仕上げる

アレキサンダー・リー・チャンさんのDIYプロダクト密着取材、第3弾【DRIED FLOWER LAMP】。今回は完成までを追いかけます。どのように組み上げていくのか、同氏らしい技をじっくりとご覧ください。

公開日 2016.11.05

更新日 2022.01.07

ソケットを巧みに使い、ドライフラワーランプを仕上げる

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#1ではドライフラワー作りと電球の解体までをお届けしましたが、いよいよフィニッシュにかかります。

 

 

電球の中にドライフラワーを収納したギミックだけでも十分ワクワクしましたが、この電球を使って【DRIED FLOWER LAMP】を仕上げていきます。

早速、使ったモノからご紹介。

 

 

材料・道具

(左上から時計回りに)

丸ニップル×1

フック×2

ソケット取付金具×1

ロックナット×5

アルミチェーン×1

ワッシャー×1

はんだ×1

丸ニップル×1

収縮チューブ

ヒラワッシャー×4

カラビナ×1

 

引掛シーリングボディー

ケーブル

モーガルソケット×5

#1で作った電球

 

ランプシェード

LEDランプ×2

 

はんだごて

ドライバー

ニッパー

ラジオペンチ

ペンチ

プライヤー

 

作り方

STEP.01

メインとなるソケットをソケット取付金具と組み合わせます。ニップルに丸座金を付け、ビスとナットを使って固定させます。

 

 

STEP.02

ケーブルの両端の絶縁体をプライヤーでカットして、片側の銅線(赤黒の両方)にラグ端子を装着します。

 

 

STEP.03

ニップルの長さに合わせて同じ作業を繰り返し、ラグ端子を付けたケーブルを2本用意。これはLEDランプを2個つける想定の仕組みとなっています。

 

 

STEP.04

新しく1本のケーブルを赤と黒に割き分けます。その先端に先ほど作ったケーブルをそれぞれ接続。収縮チューブとはんだを使って固定します。

 

はんだづけは丁寧に隙間ができないように。

収縮チューブは熱することで縮むので、はんだした部分に装着します。ゴム製なので、これが絶縁体の代わりとなります。

 

STEP.05

ケーブルが完成したら、最初に組み合わせたソケットパーツを一度解体します。そしてニップルにケーブルを通し、再度ソケットパーツを組み上げ、1本はソケットに通し、もう1本はソケットとソケット取付金具の間から出します。

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STEP.06

ソケットにラグ端子を装着。その後、ソケットの上部パーツを取り付けます。

 

 

STEP.07

ニップルにランプシェードを固定させるためにワッシャーをナットで留めます。そのあと、ニップルの先端にフックを装着します。

 

 

STEP.08

丸座金のビスを付けていない穴にワイヤーを通して、今度はドライフラワー入り電球用のソケットをつなげます。

 

落ちないようにワイヤーはソケットのビスにしっかり巻きつけましょう。

 

STEP.09

ニップルの先端に付けたフックにアルミチェーンをつけ、ケーブルを通します。チェーンの繋ぎ目をプライヤーでずらして、取り付けるのが簡単。

 

 

STEP. 10

フックを引掛けシーリングボディーに短いニップルとナットを使って取り付け、ケーブルをソケットと同じ要領で装着。チェーンはカラビナを使ってフックに。この時点でダミーじゃないソケットにLEDランプを付けて点灯するか試しましょう。もし光らない場合はケーブルの接続を再度確認。

 

 

STEP.11

点灯が確認できたらワッシャーに穴を開け、ビスを使ってランプシェードに固定します。

 

 

STEP.12

あとは各ソケットに電球を装着。すべて付け終わったら完成です。チェーンの長さはカラビナを引っ掛けることで変更できるので、天井の高さによって選ぶことが可能。

 

 

早速、点灯させてその完成度をチェック。

 

 

LEDのオレンジっぽい光がドライフラワーと相まって、独創的な世界観を作り上げます。LEDだから発熱の心配もなし。見た目だけでなく、実用性にもこだわったモノ作りは流石、リー・チャンさん。今作も脱帽です。材料費は2万円ほどですが、これだけのデザイン性を備えたランプシェードが作れるなら、そこまで高い金額ではないはず。植物の種類や電球の形、シェードなどを好みでアレンジして、自分だけの【DRIED FLOWER LAMP】を作ってみてください。

 

緊急告知

※イベントは既に終了しております、たくさんのご参加をありがとうございました!

また11/6(日)にリー・チャンさんを講師に招き、ワークショップイベントを開催します!リー・チャンさん指導のもと、DIYerに人気の杉足場板専門店”WOOD PRO”の足場材を使用したかっこいいフォトフレームを作れるので、気になった方は今すぐコチラをチェック!!

 

PROFILE

アレキサンダー・リー・チャン

 

‘75年サンフランシスコ生まれ。

プロスケーターとして活躍し、アパレルブランドのディレクターを経て、’03年にChang co.,ltdを設立、’04年SSより自身のブランドAlexaderLeeChangを立ち上げる。

ストリートを軸にしながらも独特のセンスから生み出される洋服は、様々なアイデアが凝らされたものも多いが自由で自然体な服には根強いファンが多い。

URL:www.alexanderleechang.com

 

撮影協力

レインボー倉庫3

住所:東京都世田谷区北沢2-19-5

電話番号:03-5787-6882

営業時間: 10:00〜22:00(平日)、10:00〜20:00(土日)*貸切の場合は変動あり

定休日:不定休

URL:https://rainbowsoko.com

 

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