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“住む”を見つめ直す/タイニーハウス Vol.3 -手づくりの家でシンプルに暮らす-

日本で初めてのタイニーハウス・ワークショップが開催されたのは、2014年のこと。2016年の第2回目は富士山に加え、八ヶ岳や南アルプスも一望できる北杜市の廃工場に場所を移し、全8回、4週間ごとに1泊2日で開催。前回に引き続き、ワークショップ後半の工程をレポートします。

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【11・12日目(1月)】

年始、大寒波で大雪の中にもかかわらず欠席者はゼロ。広島、岡山、大阪、奥能登…と全国各地から集まったみんなに課せられたのは、板に柿渋の塗装をして外壁を貼っていく作業。オレンジピールが配合された柿渋は、独特の匂いはありません。防水紙と防水テープをきっちりと建具まわりに貼ったら、外壁の下地を留めていきます。今までのところ、普通の家を作っているように見えましたが、実際はタイヤの付いた車(被牽引車)なので、タイヤのフェンダーや車幅灯、テールランプやナンバープレートも装備しなくてはなりません。

この日のゲストはgreenz.jpから、鈴木菜央さんと増村江利子さん。お二人とも最近タイニーハウスに住み始めた大先輩。家が小さくなったことと、持ち物が少なくなったことで、身の回りのモノや状態に気が回るようになったとか。それらを一つずつ自分の手で改善していく、暮らしを楽しむ姿勢が印象的でした。

【13・14日目(2月)】

次回が最終回。お披露目会の告知も開始し、いよいよタイニーハウスを完成させないとマズイぞという雰囲気が漂い始めました。スタートと同時に、前回完了しなかった外壁、塗装、加工、釘打ち。また室内の壁には構造用合板を速やかに張ります。というのも、2日目は珪藻土の左官作業。室内の壁ができていないと塗ることができず、外壁が終わっていないと、せっかく仕上げた珪藻土の壁を、裏からの釘打ちの振動で台無しにしてしまうからです。

なんとか初日で外壁と内部の下地をほぼ終わらせて(左官の直前までパテ埋め、シーラーの塗布をしていましたが…)、2日目は珪藻土の施工へ。珪藻土について詳しくレクチャー。

水槽に沸かしたお湯の入った容器を入れた実験では、珪藻土の塗ってある板が入った水槽は、入っていない水槽に比べて湿度が低く、その調湿効果に一同納得。

珪藻土を丁寧に撹拌した後は、いくつかのグループに分かれて塗りました。みんなコテを持つのも初めてでしたが、指導してもらいながら、少しずつ滑らかに塗れるように。全面が珪藻土で覆われる頃には、コテで絵が描けるようになる人までも現れ、「まだまだ塗れる、壁が足りない!」と、壁が少ないタイニーハウスを恨めしく思うほど。

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