ハリウッドミラー(鏡)をDIY
理想の住まいをめざし、築62年・木造2階建ての民家をDIYで大胆にリノベーションしている建築家の堀 泰彰さん。今回は奥様のために、ドレッサー用の『ハリウッドミラー』をDIYします。
公開日 2015.12.28
更新日 2022.01.07
ハリウッドミラーとは
別名「女優ミラー」とも呼ばれる、多くの女性憧れのドレッサーミラーです。外周についた電球の光が映りこむことで、目の中に星があるように輝きます。
ハリウッド映画には『イヴの全て』『永久に美しく』『Airtist』など、女優の楽屋裏が舞台の作品がたくさんあり、設定や時代によってミラーの豪華さも違って楽しめます。
今回参考にしたのは、ミシェル・ウィリアムズがマリリン・モンローを演じた『マリリン7日間の恋』に出てくるミラーです。
材料と道具
・鏡(穴あけ加工)
・木材(パイン材、ラワン合板)
・ミラーマット(鏡用両面テープ)
・シリコーン接着剤
・アルミフラットバー
・φ70ボール型電球
・VVFケーブル
・E26モーガルソケット
・ケーブル分岐コネクター
・インパクトドライバー
・木ねじ
・カッター
・ペンチ
作り方
STEP.1 設計図を作り、材料の加工を依頼する
ドレッサールームを採寸し、ミラーと木材の設計図を作ります。以下の設計図を参考にお部屋にあったサイズの設計図を作成し、購入先の店舗に相談してください。
STEP.2 元となる木枠を作る
ミラーの土台となる木枠をインパクトドライバーとネジで組み立てます。
STEP.3 配線を組み立てる
ソケットに配線を取り付け、分岐コネクターを使って並列にし、プラグに集約していきます。オン/オフスイッチを挟んでも良いでしょう。
STEP.4 ミラーを木枠に取り付ける
シリコーン接着剤と鏡用の両面テープを併用し、ミラーをしっかりと木枠に取り付けてます。一人で位置を合わせるのはいささか大変なので、ここでは奥様もお手伝い。
STEP.5
サイドに鉄板を取り付け、木目の見えない高級感のあるデザインに。
STEP.6 土台を取り付ける
完成するミラーの重量はかなりのもの。壁とミラーの両方に、木材でしっかりと土台を取り付けましょう。壁に穴が開けられない場合はドレッサーに直接置いてもOK。ただし倒れないようにしっかりと固定しましょう。
STEP.7 完成!
電球を取り付けスイッチを入れると…温もりあふれる光がミラーを包みます。
製作時間は2時間ほど。費用も既成品より大幅に抑えられますし、なにより、映画やドラマであこがれたままのミラーが作れるのがこのDIYの魅力。いつまでも綺麗でいてほしい方のために、ぜひ挑戦してみて下さい!
プロフィール
DIYer / 建築家 堀 泰彰
レーシングライダーとして全日本選手権参戦の後、引退。NAP建築設計事務所で室長を経て独立し、2009年にディンプル建築設計事務所を立上げ。
暮らしを作るモノ全てにかかわれるのが建築という仕事だと考え、住宅の新築やリノベーション以外にも、家具、店舗、プロダクトも設計。自然な素材、日本古来の技法などを織り交ぜ、その人に寄り添う心地のよいモダンな暮らしを提案している。
http://www.dimple-architects.com/
WRITTEN BY
Japan
DIYer(s)編集部です。DIYのアイデアやハウツー、おすすめツールやショップ情報まで幅広くお届けします!