夢のセルフビルド!世界のDIYアイデア厳選15選をご紹介
タイニーハウスやセルフビルドなど、自分好みの家で暮らすことは最高に贅沢なDIYです。そこで今回は、自分で家を作ることに憧れがある方に向けて、世界各地で作られた素敵な家のアイデアをお届けします。夢のある個性的なデザインの数々をご覧ください。
公開日 2017.06.22
更新日 2022.01.11
誰もが一度は憧れる、自分だけの小さな家。一人暮らしをすれば、もちろんその夢は叶えられるけれど、ツリーハウスやトレーラーハウスなど、欲しいのは、秘密基地のようなお家だったりしませんか。海外では、無駄のないシンプルな暮らしと、その生き方を楽しむための「タイニーハウス(スモールハウス)」に住むという考え方などもあり、社会現象にもなったほどです。そして、その中には自分でイチから作り上げた魅力的なお家がたくさん存在しています。そこで今回は、DIYで建てられた、世界のさまざまなお家をピックアップ。タイニーハウスはもちろん、セルフビルドに挑戦したい方にもきっと役立つ、こだわりDIYアイデアをご紹介します。
001 もともと納屋だった空間を改装
こちらの小さな家は、シンプルな暮らしを望んだカップルが自分たちで作ったもの。元々は納屋だったそうで、天井や壁に使われた材料には、すべて再生木材が使用されています。
古い建物で使われていた釘の穴の跡などがたくさん残っているそうですが、それもひとつの味になっています。それだけでなく、窓や断熱材、ドアにいたるまで、できるだけアップサイクルをしたいと考え、家族などから使わなくなったものを譲りうけたそう。リサイクル品を使用する場合には、加工や修繕が必要な場合が多いものですが、イチからデザインして作りあげることでその負担を感じさせない仕上がりになっています。室内には窓からの光をふんだんに取り入れたり、生き生きとした観葉植物を多く置いたり、明るい気持ちになるインテリアで統一されています。
002 必要最低限のモノだけを揃えた暮らし
自分のための自由な家を持つことが夢だったデザイナーのAlekさんは、森の中に小さな家を建て、ガールフレンドと犬の3人暮らしを満喫しています。
エントランスを入ると、まずはリビング兼作業スペース。自然の光がたっぷり注ぐ空間に仕上げています。その奥には、キッチンとバスルームとクローゼットが、それぞれきちんと仕切られて配置され、暮らしやすい間取りになっています。リビングからロフトに上がれば、ダブルベッドが置けるほどの広い寝室も。必要最低限のものだけを揃え、自然の光をたくさん取り入れる暮らしにシフトしたことで、家の中で仕事をしても気が散ることがなくなったそう。
003 個性的なデザインが光る
イギリスの西部で、若いカップルが作り上げた家は、2階建てのトレーラーハウス。建築学科で学んだ知識を活かして、リサイクルされた材料を使ったセルフビルドに挑戦したものです。
外壁のトタンシートは、20年前に父親が購入していたもので、風化して錆びがついた様子が印象的。これを、パッチワークのように貼って外壁を覆って、個性的なデザインに仕上げています。家の中の壁材は、木のチップを接着剤で固めた「OSB合板」をそのまま使うことで、表情がある世界観を演出しています。
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004 自分で組み立てるプレハブ住宅
via jwda.se
スウェーデンの建築家・デザイナーのJonasさんが手がけた「ミニハウス」。キットを購入すると、床や壁、窓、屋根など7つの資材が配送されてきて、それを自分で組み立てていくという、プレハブ住宅です。
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家の半分は部屋、半分はテラスになっていて、週末のリゾートやゲストハウスとしてなど、幅広く使用する事ができるそう。壁には断熱材を施しているので、暖房や冷房などのエネルギーを抑えることでき、環境にも配慮されています。
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005 5本の木を支柱にしたツリーハウス
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Quinnさんが注目したのは、家の庭にある5本の木。この上に土台をつくり、ツリーハウスを作り上げました。木の高い位置に土台を設置してしまうと、風などで木が揺れた時に壊れてしまうため、約180センチの場所に作ったそうです。
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自然の光が降り注ぐ贅沢な一面窓は、リサイクルされた窓を集めてデコレーションしたもの。窓の内側には窓枠に沿ったフレームを作り、そこに打ち付けて固定されています。家の下は、コレクションしているバイクの駐車スペースに。支柱の1つとなる木が、部屋の中にそのまま生えているのも、木と一緒に暮らしているようで面白いですね。
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006 普通の家と引けを取らない設計
フルキッチン、バスルーム、リビング、そしてその上にロフトを備えたこちらのタイニーハウスは、Michelle さんという女性が建てた家です。
タイヤの上に建てられたフレームはシンプルな長方形。リビングからは、左右にロフトが作られていて、ベッドスペースとフリースペースが確保されています。特に、キッチンにはこだわりが見られ、調理スペースはもちろん、4口のガスコンロや大きめのシンクなど、普通の家と変わらない設計に驚かされます。ほどよい生活感と、美しくまとまったインテリアデザインは女性らしく、住み心地も抜群!
007 コンテナの風合いを活かす
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できるだけ安く、そして単純な工程で家を建てようと考えたPaulさんのアイデアは、貨物用のコンテナを利用するという一風変わったスタイル。
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まずコンクリートの柱で基礎を作っておきます。その上に、コンテナを両サイドに分けて置き、その側面を壁として使うことで、さまざまなコストを削減するというアイデアです。屋根をつけるために、コンテナの上部に木材で高さをだして、スペースを確保。古いコンテナに残る錆びや、風化の跡がインダストリアルな雰囲気をかもし出しています。
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008 こだわりのために溶接の資格も取得
ガレージだった建物を、自分ひとりで住める小さな家に作り替えた、Michelleさん。アーティストらしく、洗練されたモダンなデザインに仕上げているので、一見DIYしたとは思えないほどの印象です。
こだわりの空間を実現するために、溶接の資格を取ったほどだそうで、壁付けされたウォールシェルフや、水回りなど、随所にそのセンスの良さが見受けられます。また、増築したバスルームに天窓を付けたり、部屋の中心に薪ストーブを置いたりすることで、小さな家でも豊かな気持ちになれる暮らしを選び、楽しんでいます。
009 露天風呂付き!?
ミニハウス専門サイト「tiny house talk」で紹介されているのは、なんと外風呂付きのトレーラーハウスです!
イギリスの小さな会社が販売しているもので、実は、輸送用コンテナの周りに板材と断熱材を取り付けたものだそう。室内にはリビングとメインベッドルームの他に、2つのシングルベッドが用意されています。そしてなんといっても、注目すべきは外風呂。露天風呂の格別さは、日本人ならもちろん理解できますよね。移動が可能なミニハウスなので、リゾート地などに家ごと出向いて、友人やファミリーでゆったり過ごすことができます。
010 夜空を楽しむために天窓を設置
ヨガインストラクターのGrimさんが暮らしている家も、DIYされたミニハウスです。この家のサイズに合わせて、暮らしに必要なものだけをチョイスし、さらに自分自身をシンプルな生活に合わせてデザインする、という新しい生き方も魅力のひとつです。
とはいえ、小さいながらも10人ほどの友人を招いてパーティをしたり、ヨガセッションを行ったりできるほどの、充実の構え。キッチンやバスルームなど、あらゆる場所に窓があり、特にベッドルームの天窓から星を眺めることが彼女の楽しみなのだそう。
011 手作りとは思えないクオリティ
二階建ての、おしゃれなファームハウスを建てた、Shaneさん夫婦。手作りとは思えない、とても洗練されたデザインです。
彼らのこだわりは、お料理好きな奥さんのためのキッチンと、二人で過ごすためのリビングの広さ。そして高さのある窓からは、周囲の木々を眺めることができ、快適に暮らす事を最優先に考えられています。また、中国の寺院のドアやメキシコを旅した時に買ったシャンデリア、テキサス州で拾った動物の角などをインテリアに加えるなど、センスのいい部屋づくりも参考になりますよ。
012 バックパッカーが作り上げた家
トレーラーの上に建てられたBenさんのシンプルな家。大学生の頃に2年間かけて、一般的な家と同じように、きっちりと基礎から作り上げたそうです。
バックパッカーでもある彼のセンスが感じられるインテリアやレイアウトから、この小さな家で快適に過ごしている事が分かります。室内はリビングを中心として、片側にベッドルーム、反対側にキッチンとバスルームを設置。夜には、間接照明をつけ、自分だけの秘密基地でのんびりと過ごします。
013 スペースを巧みに使った空間作り
Anaさんが設計したタイニーハウスは、限られたスペースの中で快適に暮らすアイデアが満載。
例えば、窓際に設置してある2つの長机は可動式。くっつければダイニングテーブルに変身します。使わない時は、元に戻してカウンターとして利用し、窓の外を眺めながら仕事や読書をするなど、使い方は様々です。小さな家といえば、収納スペースの少ないというデメリットがありますが、Anaさんはキッチンやリビング、ベッドの下などにたくさんの棚をつくり、これを解消しています。また、タイニーハウスの中ではなく、外側にも保管スペースを設置。窓やパーティション、ロフトなど隅々までとても細かく考えられていて、サイトからはその設計図のダウンロードも可能です。
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014 資材を上手に集めて組み上げる
オレゴン州に建てられた、こちらの小さな家はそのほとんどがリサイクル資材で作られています。古い倉庫から持ってきた棚や、貰いもののシンクやコンロ。地元の建設現場からもらった床材などを使うことで、建設コストが抑えられることはもちろん、環境への配慮もされています。
部屋の中心となるリビングは、天井を高く取り広々とした空間に。キッチンはカウンター付きで、二人並んで食事を楽しめます。ロフトにあるベッドスペースへは、ラダーのような簡易的なものでなく、手すり付きの階段が設置されています。普通の家と変わらない内装ですが、決して狭く見えない秀逸デザインを、低コストで再現しています。専門サイト「tiny house talk」で紹介されています。
015 本格的なレイアウト
元々は、高級住宅地に家を借りて住んでいたMarkさんでしたが、精神的に豊かになれるタイニーハウスでの暮らしに出会い、それを実行することに。
自分ひとりで作るのには、時間と忍耐力が必要となるものですが、材料費や建設費などのコストをかけないためにも、DIYに挑戦。とはいえ、レイアウトはかなり本格的で、一般的な家と同じように基礎固めもきっちりされています。風が抜ける大きな窓は、散歩中に立ち寄った牧場で、譲り受けたもの。その他にも、さまざまな物語を持った資材や家具などが、この家を作る過程の中で組み込まれてきたそうです。
DIYのアイデアだけでなく、生き方や考え方も参考になりそうな、世界の好サンプル15選。いかがでしたか。日本でも、小さな土地に建てることのできるミニハウス(しかも、おしゃれ!)が販売されていますが、Diyer(s)ユーザーの皆さんなら、一度は手作りしてみたいと思っている方も多いはず。
あなたは、どんなデザインのお家を建てたいでしょうか?
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Japan
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